茨城女子大生殺害 国際手配の男を発見・直撃

13年前に茨城大学の女子学生が殺害された事件で、FNNは、日本で逮捕された男の共犯として国際手配された、事件当時18歳だったフィリピン人の男をマニラの郊外で発見し、単独取材した。

男がいたのは、フィリピンの首都マニラから、車で2時間ほどの町。

男(31・当時18)は、取材当初は上半身裸で、短パンに片足はだし、片足サンダルで、たばこをくわえて、時折、笑顔を見せながら、われわれの質問に答えた。

フィリピン人容疑者は「(日本にいたフィリピン人男性の仲間は何人?)うん、覚えているよ。うん、そうだ、うん。(いたの? 覚えている?)うん、覚えてる、覚えてる。(その日本人の女の子に、何が起きたのかを覚えている?)水...水だと思う、水のところ」などと話した。

男は、質問に対して「水のところ」と答えたが、殺害された被害者の女子学生(当時21歳)の遺体は、川の河口で発見されている。

この事件では、すでにフィリピン人のランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(36)が逮捕されていて、この男は、事件当時19歳だった別のフィリピン人の男(33)とともに、国際手配されている。

FNNが、男にランパノ容疑者の写真を見せると、「オー、ジェリコ」と声を上げ、被害者の顔写真を見せたところ、涙ぐみ、その後、2度と写真に視線を落とすことはなかった。

また、この男は、親族に「日本で人を殺害した現場にいた」と話していた。

日本の警察当局によると、フィリピン当局から、国際手配した2人についての具体的な情報は、まだ寄せられていないという。