客のランボルギーニ転売=容疑で修理業者ら逮捕―警視庁

客から預かったイタリアの高級車メーカー「ランボルギーニ」のスポーツカーを無断で転売したとして、警視庁丸の内署は29日までに、業務上横領容疑で、自動車修理・販売会社代表奥平光紀容疑者(44)=神奈川県逗子市久木=ら2人を逮捕した。

 いずれも容疑を認め、奥平容疑者は「借金があり、どうしても金が欲しかった」と供述しているという。

 逮捕容疑は2015年4月10日、東京都品川区の男性派遣社員(56)から破損したサイドミラーなどの修理のため預かったランボルギーニ社製スポーツカー1台(1800万円相当)を500万円で知人に転売した疑い。

 同署によると、奥平容疑者は練馬区の板金会社に車を預けていたが、修理後に「客に返還する」と言って持ち出した。なかなか返還されないことを不審に思い、男性が同署に相談して発覚した。