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金正恩VSトランプ舌戦では北が圧勝?根底に朝鮮民族の深い差別意識

金正恩VSトランプ舌戦では北が圧勝?根底に朝鮮民族の深い差別意識

北朝鮮と米国のチキンレースが止まらない。悪口合戦はエスカレートし、北朝鮮は太平洋上での水爆実験の可能性まで言及した。いよいよ宣戦布告レベルの“ののしり合い”にもなってきた。

 トランプ大統領(71)が19日、国連で金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」呼ばわりし、正恩氏は21日、初めて直々の声明でトランプ大統領を「米国の老いぼれの狂人を必ず火で罰するであろう」とバッサリ。

 さらに「史上最高の超強硬な対応措置の断行を慎重に検討する」とした。この超強硬の対応措置について北朝鮮の李容浩外相は21日、「太平洋上の水爆実験ではないか」と話している。

 挑発合戦はエスカレートする一方だが、こと口喧嘩に関しては、北朝鮮は無類の強さを誇る。米空母カール・ビンソンを「太って肥大したただの変態動物」、ヒラリー・クリントン元国務長官を「闇市のババア」、朴槿恵前韓国大統領を「尾っぽのない老いぼれの気の狂った雌犬」、李明博元韓国大統領を「酢を盗み飲みしたようなしかめっ面のネズミ」など、ひどい表現で罵倒してきた。

 北朝鮮を徹底分析した本「金正恩の黒幕はアメリカだった」の構成と解説などを担当した文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「朝鮮語(韓国では韓国語)は日本語に翻訳不可能な言葉があるほどに、罵倒語、侮蔑語の語彙が多彩です。口喧嘩では、アメリカは勝てないでしょう」と指摘する。

 たとえば、日本人に対する侮蔑語で代表的なのは、「ウェノム(倭奴)」と「チョッパリ」。チョッパリの語源は「ブタの蹄」で、これは日本人が履く足袋からの発想だそうだ。

 正恩氏の祖父となる金日成主席が韓国の朴槿恵大統領の父・朴正熙大統領を差別用語で侮蔑していたのは有名な話だ。
「あらゆる階級の解放をうたう社会主義のボスからしてこうなのです。朝鮮民族の差別意識の根の深さが分かるでしょう」(同)

 正恩氏の“超強硬”声明後、トランプ大統領はツイッターに「国民を飢えさせ、殺すことを気にも留めない狂った男はかつてない試練を受けることになる」とも書き込んだ。北朝鮮の悪口でトランプ大統領がキレて手を出してしまわないか心配だ。

部隊創設へ「斬首作戦」その現実味は?

部隊創設へ「斬首作戦」その現実味は?

今月3日、6度目となる核実験を行った北朝鮮。こうした中、韓国の国防相は4日、金正恩委員長らを狙う「斬首作戦」の部隊を年内に創設すると述べた。

■斬首作戦とは

 「斬首作戦」という文字だけを見ると、かなり強い表現だが、どんな作戦なのか。斬首作戦は、北朝鮮のトップである金正恩委員長ら指導部を暗殺、または捕らえることで指揮系統をマヒさせるもの。いわば、金正恩体制を崩壊させるものだ。

 4日の韓国の国会で宋永武国防相は「今年12月1日付で部隊を創設し、訓練期間を考慮して来年末には作戦能力が整う」という見通しを示した。

 韓国の聯合ニュースなどによると、陸・海・空合同の「特殊任務旅団」、いわば特殊部隊を創設するということで、その規模は1000人から2000人だという。

■斬首作戦、いつから検討?

 韓国メディアによると、実は、今年春に行われた米韓合同軍事演習で、すでに斬首作戦の訓練が行われていた。

 この時、アメリカ軍からは、6年前に国際テロ組織「アルカイダ」のウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した部隊が参加したという。この部隊は「ニンジャ・フォース」とも呼ばれていて、潜伏先の豪邸を襲撃し、ビンラディン容疑者を射殺した精鋭部隊だ。

■斬首作戦は、米韓合同で?

 軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏は「情報収集能力はアメリカ軍が高いが、メーンは言葉が通じる韓国軍になる」と指摘している。

 斬首作戦の要となるのが、地下施設を徹底的に攻撃することだと言われている。北朝鮮の軍事施設の多くは地下に配備されていて、金委員長らは、有事には地下の要塞(ようさい)に身を潜めると言われている。

 黒井氏は、爆撃機から投下する「バンカーバスター」という地下深くまで攻撃できる爆弾で徹底的に攻撃すると分析している。しかし、これだけでは効果が限定的で、現場での捜索も必要なため、地上に特殊部隊を投入することも不可欠だという。

 聯合ニュースによると、金委員長は斬首作戦を恐れていて、「活動するとしても未明にする。地方を訪問する時に専用の車に乗らず、幹部の車に乗っている」ということが、韓国の国会で報告されている。

■斬首作戦、現実味は?

 北朝鮮情勢に詳しい早稲田大学大学院・李鍾元教授は「客観的に見た感じでは、今はまだ斬首作戦を実行する状況ではない」と話している。

 一方で、「敵の指導部を制圧する訓練は多くの国でやっていること。北朝鮮で不穏な動きがあれば、発動する可能性は常にある」とも話していた。

■究極の手法 その前に

 北朝鮮の脅威が高まり、朝鮮半島をかつてない緊張感が覆う中、あらゆる軍事的選択肢を検討することは、必要なことかもしれない。

 しかし、一国のトップを暗殺するというのは、究極の手法、最後の選択肢だ。こうした事態になる前に、国際社会が外交で知恵を出し合うべきであり、正念場は続く。

金正恩氏が「越えてはならない一線」をなかなか越えない理由

金正恩氏が「越えてはならない一線」をなかなか越えない理由

北朝鮮の核兵器研究所は、3日の核実験後に発表した声明で、次のように強調した

「大陸間弾道ロケット装着用水爆の実験での完全な成功は、(中略)国家核戦力完成の完結段階の目標を達成するうえで非常に有意義な契機となる」

なんだかわかりにくい言い方だが、要するに「もうほとんど完成した」ということだ。

「金正恩を狙え」

一方、韓国政府はメディアに対し、関係者コメントという非公式な形ではあるが、「まだ完成段階にはない」との見解を流している。北朝鮮は核弾頭の小型化やミサイルの大気圏への再突入技術に課題を残しているから、というのがその理由である。

一応、筋の通った話ではあるが、1990年代の朝鮮半島核危機を知る者にとっては、いささか滑稽さを感じさせる構図と言わざるを得ない。

当時、北朝鮮は「核兵器を開発する意思も能力もない」と言い張り、それを「嘘だ」と追及したのが米国であり韓国であり日本だった。それが今や、「もう出来た」とする北朝鮮の主張を韓国側が「嘘だ」と否定するという、真逆の構図になってしまったのだ。

今の韓国には、そうせざるを得ない理由がある。文在寅大統領が北朝鮮の「レッドライン(越えてはならない一線)」について、「北がICBM(大陸間弾道ミサイル)を完成させ、これに核弾頭を搭載して兵器とすること」であるとの認識を明らかにしてしまったからだ。

レッドラインというからには、それを越えたことを相手に後悔させる強力な対応をしなければならない。

では、それはどのような対応か。普通の感覚で言えば軍事攻撃である。実際、2015年8月の「地雷事件」に端を発した緊張激化においては、「それもあり得る」と感じさせる空気が流れた。

しかし、北朝鮮の核兵器開発が格段に進んでしまった今、軍事攻撃に伴うリスクは比べようもなく大きくなっている。それでも、一度「これがレッドラインだ」と言った手前、それを越えてきた相手を黙って見ているようでは、大統領は務まらない。

つまり、文氏は北朝鮮のレッドラインを引いたつもりが、自分にも同じレッドラインを引いてしまったのだ。それを越えたくないから、北朝鮮にICBMを完成してもらっては困るのである。

これと同じことは、米国についても言える。トランプ大統領はレッドラインという言葉を使いながら、それが何かを明言しないだけ賢いと言えるかもしれない。軍事攻撃は相手が油断しているときに、奇襲として行うのが最も効果が大きいからだ。

しかしそれにしても、北朝鮮がいまだトランプ氏が引いたレッドラインを越えていないのだとしたら、米国もずいぶん押し込まれたものだと思わざるを得ない。90年代の核危機において当時のクリントン政権は、北朝鮮がプルトニウム抽出に動いたというだけで空爆を検討した。それと比べれば、トランプ氏のレッドラインはずいぶんと寛大に思える。

結局、北朝鮮から「核の反撃」を受けるリスクがある以上、軍事攻撃に踏み切る勇気など誰にも持てないのだ。また、北朝鮮が核爆弾を何個持っているかさえわからない状況では、「核の反撃」のリスクをゼロにする軍事作戦も立案できない。

それでも、金正恩党委員長が何をしても安泰だと言うわけではない。米韓は、軍事手段によって北の核の脅威を取り除く唯一の可能性として、正恩氏の殺害を狙う方向に傾いていく可能性が高いからだ。

もっとも、正恩氏とてそのくらいのことは分かっている。今後、朝鮮半島情勢の行く末を占う上で、「正恩氏の身辺」はいっそう重要な意味を帯びてくると思われる。

北朝鮮の核兵器開発 金正恩委員長の視察写真から読み取れること

北朝鮮の核兵器開発 金正恩委員長の視察写真から読み取れること

北朝鮮が水爆実験だと主張する大きな揺れの数時間前、国営朝鮮中央通信(KCNA)は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が核弾頭の開発現場を視察した際のものだという写真を公表した。防衛専門家のメリッサ・ハナム氏に写真から読み取れることについて解説してもらった。

今回の核実験は、北朝鮮がこれまでに実施した中で最も大規模で成功したものとみられる。米地質調査所(USGS)は人工地震の規模をマグニチュード6.3と推計しており、過去に例がない大きさだった。

これと同じ日、数時間前に、金正恩委員長が水爆の核弾頭の開発現場を視察する様子だという写真を、KCNAが公表したのは偶然ではないだろう。

写真の装置が地下トンネルの中で爆発したものと同一かどうかは、確認のしようがない。模型の可能性さえある。しかし何を伝えようとしているのかは明白だ。本物の核弾頭がどういう外見か、我々は知っているぞと証明したいのだ。

金正恩委員長は写真の中で、非常に危険だと言われてもおかしくないほど核弾頭の近くに立っている。しかし、これが単に核弾頭の模型という可能性も十分ある。しかしながら、この写真に暗に込められた内容はすさまじいものだ。昨年3月には、金委員長は発射されるミサイルのすぐ近くに立っていた。ミサイル固形燃料の横でたばこを吸う姿の写真さえあった。金氏は、異様な危険を冒すことをいとわないという意味だ。

模型だったとしても、形や大きさ、どのくらい詳細に見せたかという点で、非常に本物らしいと思えるだけの内容がそろっていた。

過去に米国やロシアが公表した弾頭の写真は通常、単なる模型だった。この写真で北朝鮮は相当詳しい内容を見せている。

球根のようなピーナッツ型の物体は、従来見ることができたものより桁違いに詳細にできている。弾頭そのものだ。

複数のワイヤが突き出た銀色の筒に近い、より大きな部分は核分裂を起こす装置だろう。小さい方は、核融合を起こす部分だ。核分裂装置が爆発すると、核融合装置が起爆する。

後ろにある筒は点火装置で、爆発を始める電気系統、動力の部分だ。

北朝鮮は核弾頭を、ミサイルの横にある状態で見せびらかしている。一部の写真には、先端が黄色と黒に塗られた背の高い円すい形の物体が写っていた。これは、今年7月に発射実験した大陸間弾道ミサイル「火星14」の先端部分だ。北朝鮮は7月の発射実験で、兵器開発でいかに大進歩を遂げたかを誇示したのだ。

写真の背景には、装置がどのように作動するのか説明する表さえ写っていた。朝鮮語で書かれた表は、装置が円すい形の中に入るようになっていると説明しているようだ。

北朝鮮が必要以上の詳細を見せているのは、これが国外向けの政治的宣伝だからだ。

正恩氏「ソウルを一気に占領」

正恩氏「ソウルを一気に占領」

北朝鮮の金正恩党委員長が、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)特殊作戦部隊の「対象物打撃競技」を指導した。朝鮮中央通信が26日、伝えた。

同通信は、「金正日総書記の先軍革命指導開始57周年になる先軍節(8月25日)に際して、島占領のための朝鮮人民軍特殊作戦部隊の対象物打撃競技が行われた」としていることから、金正恩氏は25日に指導したとみられる。

金正恩氏を訓練場で李明秀(リ・ミョンス)、李永吉(リ・ヨンギル)朴正天(パク・チョンチョン)の各氏が迎えた。

金正恩氏が打撃競技開始の戦闘命令を下した。

同通信は、競技について「白翎島と大延坪島に巣くっているかいらい第6海兵旅団の本部、延坪島嶼防御部隊の本部をはじめとする敵の対象物は瞬く間にるつぼと化し、勝利の万歳の声が天地を震撼した」と評した。

金正恩氏は、競技が成功裏に行われたことに大きな満足の意を表し、「いったん、攻撃の命令が下されれば敵が巣くっている侵略の本拠地を跡形もなく撃滅、掃討しなければならない」と述べた。

さらに、「もっぱら銃剣で敵を無慈悲に掃討し、ソウルを一気に占領し、南朝鮮を平定する考えをしなければならない」と強調した。

元公使、金正恩らの中国逃亡計画を暴露=英紙

元公使、金正恩らの中国逃亡計画を暴露=英紙

昨年7月韓国に亡命した元北朝鮮外交官の太永浩(テ・ヨンホ)氏はこのほど、英メディアに対して、金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長は米国などの暗殺行動から逃れるため、すでに中国逃亡計画を策定したと述べた。 

 英紙・エクスプレス電子版(20日付)は、太永浩・元北朝鮮駐英公使は脱北後に、金正恩の逃亡計画情報を英米情報機関「軍情報部第5課(MI5)」と「中央情報局(CIA)」に提供したと報じた。

 同計画では、金正恩が中国に逃亡する際、妻の李雪主(リ・ソルジュ)のほかに、北朝鮮軍の金絡謙(キム・ラクキョム)戦略軍司令官とミサイル開発キーパーソンの一人である金正植(キム・ジョンシク)が同行するという。

 太氏によると、李炳哲(リ・ビョンチョル)元空軍司令官の名は同計画に入っていない。理由は不明だという。

 また、金正恩らが中朝両国の国境にある鴨緑江の中国側に入った後、引き続き「米軍への戦闘を指揮していく」。

 金正恩らが逃亡に備えて、2機のプライベートジェット機を24時間待機させている。金正恩は妻の李雪主と金正植と別々の飛行機に乗り込む計画だ。

 同計画に金正恩の娘、ジュエ氏の名前がないと太氏が述べた。

 今年初め、太氏は韓国メディアの取材で、金正恩政権に対する北朝鮮国民の不満が高まり、同政権が間もなく崩壊するだろうと発言した。また、金正恩政権が存在する限り、北朝鮮は核・ミサイル開発を続けるため、国際社会が対話だけでは北のミサイル問題を解決できないとの見解を示した。
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