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北、製造施設から弾道ミサイル運び出しか

北、製造施設から弾道ミサイル運び出しか

韓国メディアは、北朝鮮が最近、兵器の製造施設からミサイルを運び出したことが確認されたと伝えた。

 韓国の放送局「KBS」は、北朝鮮が最近、平壌の兵器研究所から複数のミサイルを運び出したことをアメリカと韓国の情報当局が確認したと伝えた。中距離弾道ミサイルの「火星12型」かICBM(=大陸間弾道ミサイル)の「火星14型」の可能性が高いとしている。

 北朝鮮は来月10日に朝鮮労働党の創建記念日を控えていて、さらなる挑発が警戒されている。

 一方、アメリカなどによる制裁の被害を調査する北朝鮮の「制裁被害調査委員会」は、アメリカが26日に北朝鮮の銀行を制裁対象にしたことなどに対し、「住民の生存権を侵害する野蛮な犯罪行為」と反発。「対外経済関係を完全に遮断する卑劣な制裁・封鎖だ」と非難した。

北朝鮮、ICBM級のロケットを西岸に移動─消息筋=メディア

北朝鮮、ICBM級のロケットを西岸に移動─消息筋=メディア

韓国のアジア・ビジネス・デーリーは5日、匿名の情報筋の話として、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるロケットを西岸に移動していると報じた。

北朝鮮は6回目の核実験を実施した翌日の4日にロケットの移動を開始。監視を避けるため、夜間に移動しているという。

北朝鮮の西岸にはミサイル発射施設がある。

韓国の国防省は、この報道について、確認できないとコメントした。

北朝鮮も欲しい?世界最強のICBMは1発でテキサス州を吹っ飛ばす

北朝鮮も欲しい?世界最強のICBMは1発でテキサス州を吹っ飛ばす

北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を巡って新たな疑惑が浮上している。

 2017年8月14日、米紙「ニューヨークタイムズ」は、北朝鮮のICBMのエンジンがウクライナの工場で製造された可能性が高いと報じた。

 エンジンにはウクライナが旧ソ連時代に製造していたミサイル技術が生かされており、核弾頭を10個搭載することが可能という。

 同紙に対し専門家のマイケル・エルマン氏は「ウクライナから不正にエンジンが北朝鮮に渡ったと考えられる。問題はウクライナがどれだけ北朝鮮に対して支援を行なっているか。私はそこを懸念している」と答えている。

 こうした疑惑に対し、8月16日、ウクライナのポロシェンコ大統領は「国際的な義務を守らなかったことはない」とし、この件に関する調査委員会を設置すると発表した。

 今回の疑惑で注目を浴びたウクライナは、実は世界有数の軍需産業国だ。旧ソ連時代から、首都キエフに航空機、東部ハリコフに戦車など地域による分業制が取られており、ソ連崩壊後もそのまま数多くの企業が存続し、武器を製造・輸出している。

 たとえば、大型航空機に強いアントーノウ社、ロシア軍のほとんどのヘリコプターに使われるエンジンを供給しているモートル・シチ社などだ。今回、北朝鮮に流出したエンジンは、ドニプロにある国営企業「ユージュマシュ」の工場からだとされている。

 ウクライナは戦車、装甲車、軍用機エンジン、ミサイル誘導装置などを世界50カ国以上に輸出している。主な取引先はロシアだったが、2014年のウクライナ紛争以降、ロシアへの武器輸出を停止。そのあおりで、2016年には輸出額約5億ドルで、世界10位に陥落した。

 今回注目を浴びた北朝鮮のICBMだが、北朝鮮の核技術はまだ未熟なため、威力は10〜30キロトンと、ほぼ広島の原爆と同レベルとされる。

 一方、ウクライナと密接に関係したロシアの最新ICBM「サタン2」(RS-28 Sarmat、2018年に実戦配備)の威力は40メガトンで、広島の原子爆弾の約2000倍に相当。2016年5月、ロシアメディア「スプートニク」は「フランスやテキサス州と同程度の面積を1発で吹き飛ばすことができる」と報じている。

 冷戦が終わっても、兵器の性能向上はけっして終わらなかったのだ。

北朝鮮「ICBM発射に成功」 特別重大報道で

北朝鮮「ICBM発射に成功」 特別重大報道で

北朝鮮の朝鮮中央放送などは4日午後3時(日本時間同3時半)、「特別重大報道」で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと伝えた。

 北朝鮮はこの日午前に西部の平安北道・バンヒョン付近から東海に向け弾道ミサイルを発射。これについて韓国政府の消息筋は「最高高度は5月14日に発射した(新型中長距離弾道ミサイル)『火星12』(最高高度2111.5キロ)より高かった」として、「高度は2300キロ以上と分析しているが、最高高度はさらに高い」と話した。別の消息筋は最高高度が2500キロ以上の可能性もあるとしている。

 韓国軍の合同参謀本部はミサイルが約930キロ飛行したと発表した。日本の防衛省によると、約40分間飛行したという。

 専門家らはミサイルが通常の角度で発射される場合、飛行距離は7000〜8000キロ以上となり、米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と推定していた。
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