福島第1原発 ベント逆流が要因か…1号機の水素爆発

東京電力福島第1原発事故で、東電は4日、1号機での水素爆発が、原子炉格納容器の圧力を下げるために行ったベント(排気)作業の際に、水素ガスが屋外に出ずに逆流し、原子炉建屋内に充満して起こった可能性のあることを明らかにした。
水素爆発は、東日本大震災の翌日の3月12日午後3時36分に発生し、建屋の上部が吹き飛んだ。水素は、燃料棒に使用されるジルコニウムが高温になって水と反応し発生したと考えられている。1号機では、建屋のガスを屋外に排出するための配管と格納容器のガスを排出するための配管が設置。途中で合流して屋外の排気筒につながっている。
ベントは格納容器の圧力が高まり、同日午前10時過ぎから、容器の損傷を防ぐ目的で実施された。しかし、津波による電源喪失で建屋内への流入を防ぐための弁を閉じる操作ができなかったり、弁が開いたままの状態になった可能性がある。
一方で、さまざまな配管の隙間(すきま)から漏れていた可能性が指摘されており、今後、詳細な原因を探る。






