村田も杉内も!巨人10億円FA大補強策

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内紛を起こして解任された清武英利氏(61)に代って就任した巨人の原沢敦・新球団代表兼ゼネラルマネジャー(55)が20日、今オフのチーム補強策について言及。育成を重視した前体制とは一転、フリーエージェント(FA)権を行使した選手の獲得に積極的に動く可能性を示唆した。“脱清武路線”で補強ポイントと合致するソフトバンク・杉内俊哉投手(31)、横浜・村田修一内野手(30)の動向を注視していく構えだ。

内紛を解消し、一日も早く強い巨人の復活へ。躊躇(ちゅうちょ)している時間はない。解任された清武氏に代って、新GMとして編成部門の責任者となった原沢代表。18日に就任してから2日目。今オフの補強方針を明らかにした。

 「育成というものを基本においたとしても、それだけでチームの編成ができるかといったら(疑問)、それはいろんな“手当て”をしてしなきゃいけない部分がある」

 育成重視路線の旗振り役だった清武氏は球団を去った。この日、2軍が練習するジャイアンツ球場を訪れた原沢代表は、育成がチーム作りの基本とする一方で、清武氏の下で崩れていた“育成と補強”のバランスを取り戻す考えを示した。

 補強ポイントは内海、沢村に続く先発投手の柱と、退団が決定的なラミレスの穴を埋める右打ちの強打者。打って付けの人材がいる。ソフトバンクの左腕エース・杉内と横浜の右の大砲・村田だ。杉内は宣言が濃厚で、村田は宣言することを明言。戦力補強には絶好の機会だ。

 仮に、今季推定年俸3億5000万円の杉内、同2億2000万円の村田の一挙獲得となれば、両選手の来季年俸、旧所属球団への補償費を合わせて10億円超の資金が必要となる。しかし、清武体制では、多額の資金をかけて外国人選手の獲得に失敗を重ねてきた。実力を十分把握しているFA選手の獲得は、当然の選択といえる。

 かつて94年の落合(中日)、97年の清原(西武)ら大物選手を次々に獲得してきた巨人も清武体制では、07年の小笠原(日本ハム)獲得以降は、目立ったFA補強は行ってこなかった。FA補強に動き出せば、まさに“脱清武路線”だ。21日はFA宣言解禁日。原沢新体制の下、3年ぶりの日本一に向け、FA戦線に打って出る。