鶴竜、大関昇進へ=審判部が高く評価―大相撲
日本相撲協会審判部は春場所千秋楽の25日に、関脇鶴竜(26)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、井筒部屋=の大関昇進を協議することを決めた。1敗で単独トップの鶴竜は14日目の24日も大関琴欧洲を破って13勝目。審判部内で評価が高まり、昇進が確実となった。鶴竜は先場所に続いて白鵬に勝ち、4大関を破る快進撃。9場所連続で三役を務めた安定感も光っている。朝日山審判部副部長(元大関大受)は「昇進の話し合いをするが、(誰も)反対する理由はない」と述べた。
大関の同時在位はこれまで5人が最高で、6大関は史上初。新大関誕生は昨年九州場所後の稀勢の里以来で、外国出身では9人目、モンゴル出身では朝青龍、白鵬、日馬富士に続き4人目になる。