社債詐欺 80代女性ゆうパックで9500万円奪われる

大阪府警生野署は3日、大阪市生野区の80代の無職女性が日本郵便の宅配サービス「ゆうパック」などで約9500万円をだまし取られる社債詐欺事件があったと発表した。

 生野署によると、1人暮らしの女性宅に今年2月上旬ごろ、架空の証券会社の社員を名乗る男から科学関連企業の社債への投資を勧める電話があった。女性は2月〜4月、8回にわたり現金計約9000万円をゆうパックで東京都内に送った。4月9日には女性宅を訪れた男に約500万円を渡したという。

 女性は男性から電話で「社債を購入した不正がばれた」などと追加の送金を求められていた。不審に思った女性が返金を求めたが応じてもらえず、今月2日に府警に相談した。