逮捕の医師「殺して死刑になりたかった」

東京・町田市の病院で人工透析を受けていた患者のチューブを引き抜き殺害しようとしたとして、49歳の医師の男が逮捕された。医師は「死刑になりたかった」と供述しているという。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、町田市の「あけぼの第二クリニック」の所長で医師の橋爪健次郎容疑者。警視庁によると、橋爪容疑者は11日午後8時半頃、50代の男性患者が人工透析を受けている最中にチューブを装置から引き抜き、殺害しようとした疑いが持たれている。

 男性患者が気付いて声を上げたため、部屋にいた病院関係者が処置をして命に別条はないという。橋爪容疑者はそのまま病院を出て警察署に出頭した。

 橋爪容疑者は「誰でもよかった。誰かを殺して死刑になりたかった」と容疑を認めているという。

 「あけぼの第二クリニック」では、4年前、人工透析を受けていた女性患者のチューブが外れて大量に出血し、死亡する事故が起きていて、橋爪容疑者はその際、人工透析の責任者だったという。