12車種70万台をリコール=操作レバーに不具合―三菱自
三菱自動車は12日、ライトを操作するレバーに不具合があるとして、軽自動車「eKワゴン」など12車種計70万3888台(2003年7月〜08年4月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。海外輸出分が約14万8800台あり、各国で同様の措置を取る。他の対象車は「コルト」や「パジェロ」などと、日産自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「オッティ」。07年以降、夜間走行中に前照灯が消えたといった不具合が332件報告されたが、事故は確認されていない。
国交省によると、ハンドルの付け根にある前照灯や方向指示器の操作レバーで、電子回路の接触不良が生じライトが点灯しなくなることがある。
後付け用の部品として販売されたレバー3410個にも同様の不具合があるとして、三菱自は自主改善を届け出、使用者に交換を呼び掛けている。