「餃子の王将」社長射殺 バイクで逃走か 19日事件半年

中華料理店「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長だった大東(おおひがし)隆行さん(当時72歳)が本社ビル(京都市山科区)前で射殺された事件で、犯行直後に現場から走り去ったとみられる車両がバイクである可能性が高いことが18日、京都府警捜査関係者への取材で分かった。府警は今後、車種の特定や詳しい逃走経路などについて調べを進める。事件は19日、発生から半年を迎える。

捜査関係者によると、現場近くの防犯カメラには犯行から十数秒後、東方向へ走り去る車両のヘッドライトの光が映っていた。映像は極めて粗く、府警は当初、車両は「車かバイク」との見方を示していたが、光量がそれほど大きくなく、光が一筋であることなどから、バイクの可能性が高いと判断したという。

 事件は2013年12月19日午前5時45分ごろ、大東さんが約1キロ離れた自宅から1人で車を運転し、降車した直後に起きた。大東さんは胸や腹に4発の銃弾を受け、間もなく失血死した。