世界で30万台リコール=スクーター、転倒事故も―ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は18日、タイヤの空気漏れや方向指示器の不具合などを理由に、「シグナスX XC125」などスクーター3車種計7万4617台(2007年8月〜14年9月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。海外販売分の約22万7000台も各国で同様の措置を取る。東京都八王子市で今年8月24日、タイヤの空気が抜けて転倒し、運転していた男性が手首を骨折する事故が発生。不具合も延べ461件報告された。
国交省によると、後輪の製造ミスによりタイヤの隙間から空気が漏れ出す可能性があるほか、配線が切れて方向指示器がつかなくなったり、センサーが壊れて速度計が動かなくなったりすることがある。