相次いだ死「そういう運命」=千佐子容疑者、潔白主張―連続不審死
殺人容疑で逮捕された筧千佐子容疑者(67)は19日までに取材に応じ、「(近親者が相次ぎ死亡したのは)たまたま私がそういう運命だった」「公正証書は男性が女性に示す唯一の信頼の証し」などと答え、身の潔白を主張した。主なやりとりは次の通り。―過去にも結婚相手が亡くなっているが財産を引き継いだのか。
(相手に)きょうだいがいたので、私だけでなくみんなが遺産を受け取った。ちょっとのお金をもらって殺人犯にはなりたくない。
―身は潔白か。
そうです。死んだ人の供養をやりたい。逮捕されたらできない。警察に捕まるのは死ぬのと等しい。
―過去に結婚・交際された6人が亡くなっている。
たまたま私がそういう運命だった。何かが重なっただけ。
―筧勇夫さんの遺体から毒物が検出されている。
そもそもどこから手に入れたのか。常識的に考えてください。
―筧さんの遺産はどのぐらいあったのか。
どれぐらいあるとか知らない。夫婦になって日も浅く、金にがめつい女だと思われても嫌なので一切聞いていなかった。
―本田正徳さんの死亡状況は。
事故直前に喫茶店でお茶し、店を出て別々の方に向かった。免許証に私の連絡先が書いてあり、警察からの連絡で事故を知った。みんな事情があって死んだ。
―結婚・交際相手に公正証書を書かせていた。
男性が私と婚姻届を出さないなら「せめて」と言ってくれた。それ(公正証書)は女性に対する唯一の信頼の証しですよ。