「本気で婚活」夫死亡直前に妻、2人と見合い

京都府向日市で昨年12月、無職筧勇夫さん(当時75歳)が青酸化合物によって殺害された事件で、逮捕された妻の無職・千佐子容疑者(67)が、筧さんの死亡直前に結婚相談所を通じ、少なくとも男性2人と見合いをしていたことが、関係者への取材でわかった。

 京都府警は、事件前の千佐子容疑者の行動や目的を詳しく調べている。

 関係者によると、千佐子容疑者は昨年11月1日、筧さんとの婚姻届を京都府向日市役所に提出。以前から一人で住んでいた堺市内のマンションから引っ越しはせず、週に2回程度、向日市の筧さん宅に通う生活だったという。

 その一方で、千佐子容疑者は結婚直後に大阪市内の結婚相談所を訪問。夫がいることは告げずに「本気で婚活している」などと話し、条件として「年収1000万円以上の高齢者」を挙げていた。