海外ユニクロ好調、過去最高益 8月期決算
衣料専門店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが8日発表した2015年8月期決算は、売上高が前期比21・6%増の1兆6817億円、営業利益が26・1%増の1644億円でともに過去最高だった。ユニクロは海外事業が大きく伸び、国内も好調だった。ユニクロの海外事業は、店舗が165店増の798店に拡大した効果で、売上高は45・9%増、営業利益は31・6%増と大幅に伸びた。16年8月末に958店まで増やす計画で、国内店舗数(16年8月末見込みで846店)を上回る見通しだ。
ユニクロの国内事業の売上高は9・0%増、営業利益は10・3%増。既存店売上高も6・2%増えたが、夏場にヒット商品を欠いて大きく客足を落とすなどしたため、客数は2・9%減だった。
ファーストリテイリングの16年8月期は、売上高が13・0%増の1兆9千億円、営業利益が21・6%増の2千億円を見込む。