覚せい剤所持容疑など邦人4人逮捕=警察がおとり捜査―タイ

タイ警察は24日、販売目的で覚せい剤約2.3キロを所持していた容疑などで日本人の男4人を逮捕したと発表した。
 警察は覚せい剤入手ルートを中心に調べを進めている。
 逮捕されたのは茨城県出身の板倉大容疑者(34)ら。警察によると、板倉容疑者は23日、おとり捜査の警察官とバンコクの飲食店で待ち合わせ、覚せい剤を持って現れたところを逮捕された。また、同容疑者の所持品から拳銃1丁が見つかったという。
 板倉容疑者は取り調べ中、釈放の見返りに300万バーツ(約1000万円)の賄賂を提示。同容疑者から連絡を受けて現金100万バーツを持って警察を訪れた日本人の男3人を逮捕したという。
 板倉容疑者は記者団に対し、容疑について「認めていない」とし、他の3人に関しても「全く知らない人」と述べた。タイでは販売目的の覚せい剤所持で有罪となった場合、死刑となる可能性がある。