亡き長女に釈放を報告、夕食は焼き肉 小6死亡火災再審

20年前に小6女児が亡くなった大阪市東住吉区の住宅火災で無期懲役とされ、再審請求中の母親・青木恵子さん(51)が釈放から一夜明けた27日、奈良県内で、長女めぐみさん(当時11)の墓参りをした。

 青木さんは正午ごろ、その日の未明に再会を果たしたばかりの長男(29)と墓を訪れた。26日に刑の執行を停止され、和歌山刑務所から釈放された直後にも「いま一番したいことは墓参」と話していた。

 20年ぶりに自由の身となった26日は洋服や化粧品、小説の本を買い、夕食は焼き肉を食べた。長男と大阪市内のホテルに宿泊。親子水入らずの時間を久しぶりに過ごしたという。

 青木さんの内縁の夫だった朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(49)も26日に大分刑務所から釈放された後、母(74)が暮らす大阪府内の家でゆっくり過ごした。