イクラもカニもホタテも高値 品薄、年末はさらに高く?

イクラの値段が高い。台風など悪天候の影響で北海道で秋サケがとれず、2年連続の不漁になっているからだ。ホタテは輸出が増えて品薄になり、カニはロシアからの輸入が半減。年末年始の食卓を彩る水産物は高値が続きそうだ。


東京・築地場外市場の海産物専門店「魚がし北田」は今月、塩イクラ500グラムの値段を昨年より2割近く高い5800円にした。筋子も500グラムで1割高い5500円だ。


西川里絵子店長は「値段は10年以上据え置いてきたけど、今年は品薄で上げざるを得ない。お客さんが離れないか心配です」。店を訪れた横浜市の主婦(40)は「水産物全般が高くて家計に厳しい。今年はイクラを食べる量を減らすことも考えないと」と話す。