山口組系会長殺害…計画的犯行か 四日市市

三重県四日市市で山口組系暴力団の会長が殺害された事件で、犯人は2階の窓を割って侵入したとみられることが分かった。警察は計画的な犯行とみて調べている。

 この事件は、15日午後5時40分頃、四日市市浜田町の住宅で指定暴力団・山口組愛桜会の菱田達之会長(59)が頭など全身を殴られ殺害されたもの。事件現場である菱田会長の別宅は2階の窓が割られていたほか、1階の裏口は鍵がかかっておらず、警察は犯人が2階から侵入し、犯行後、1階の裏口から逃走したとみていることが分かった。

 また、現場から発見された、血のようなものがついた鉄パイプは外から持ち込まれた可能性が高いということで、警察は、菱田会長に恨みを持つ者による計画的な犯行の可能性が高いとみて、山口組の一連の分裂騒動との関連性も含めて慎重に捜査している。