ネットにウソ情報…大物仕手筋親子を再逮捕
大物仕手筋の男らによる株価操縦事件で、東京地検特捜部は、株価をつり上げるためにネット上にウソの情報を書き込んだとして、男らを再逮捕した。金融商品取引法違反(風説の流布及び偽計)の疑いで再逮捕されたのは、大物仕手筋として知られる加藤たかし(日の下に高)容疑者(74)と息子で大阪大学大学院助教の加藤恭容疑者(36)。
特捜部によると、2人は、ネット上のコラムに、「踏み上げ相場が始まるような気がします」などと、化学メーカーの株価が上昇するとのウソの書き込みをした疑いが持たれている。
加藤容疑者らはウソの書き込みで株価がつり上がったところで、株を売り抜けて不正な利益を得ていたという。関係者によるとたかし容疑者は特捜部の調べに対し、「株価は人が操作できるものではない」などと供述しているという。