全国7割の水門 自動閉鎖できず
東日本大震災で堤防の水門を閉める作業にあたった多くの消防団員が津波の犠牲になったが、被災3県を除く全国の7割の水門が依然として自動で閉鎖できないことがわかった。東日本大震災では、堤防の水門を閉める作業にあたった59人の消防団員が津波に巻き込まれ亡くなったり、行方不明になったりしている。
このため、国は震災直後から全国の水門を自動的に閉鎖する方向で対策を進めているが、被災3県を除く全国の7割の水門が依然として自動で閉鎖できないままだという。コストなどが問題になっているためで、国は今後、安全対策のため新たな操作や退避ルールを作ることにしている。