百貨店売上高、6兆円割れ=36年ぶり、衣料低迷響く―16年

2016年の全国百貨店売上高が、36年ぶりに6兆円を割り込んだことが17日、明らかになった。長引く消費低迷を背景に、主力の衣料品販売の不振が響いた。中国人の「爆買い」も一服し、1980年(5兆7225億円)以来の5兆円台に落ち込んだ。

 百貨店各社は不採算店閉鎖などのコスト削減を進める一方、テナント誘致や、体験型の「コト消費」への対応を急ぐが、増収に結び付かず、厳しい状況が続いている。

 日本百貨店協会によると、16年は2月を除き、11月まで毎月前年割れだった。関係者によると、ボーナス・クリスマス商戦の12月も前年割れに終わったもようだ。米大統領選後の株高・円安効果で訪日客の消費に復調の兆しは見られたが、休日が減ったことなどが響いた。

 百貨店は91年のピークに9兆7130億円を売り上げた。しかし、「ユニクロ」をはじめとする専門店などに顧客を奪われ、売上高は右肩下がりで落ち込んでいる。特に近年は、米アマゾンなどのインターネット販売が台頭し、競争は激しさを増している。