東芝メモリ、入札混迷…アップル・鴻海連合案も

東芝が入札で売却を進める半導体の記憶媒体(メモリー)子会社「東芝メモリ」に、1次入札を経て絞られた4候補以外の企業などが高い関心を示している。

 入札への途中参加が可能なためで、米アップルが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と組む案や、日本企業がまとまって出資する「日本連合」構想が浮上している。一方で、入札で候補に残る米ウエスタン・デジタル(WD)は、東芝と培ってきた関係から優先交渉を求めている。東芝メモリの売却は、企業や政府の思惑が複雑に入り乱れる状況に陥っている。

 東芝メモリの売却先を決める1次入札は3月末に締め切られ、10社程度が参加した。東芝は金額などの条件などから、鴻海、WD、米投資ファンドのシルバーレイク・パートナーズと組む米半導体のブロードコム、韓国半導体のSKハイニックスの4陣営に絞った。