1億円超を申告せず“脱税” 演奏者手配業者を告発

オーケストラに演奏者を手配して得た手数料約1億3000万円を申告せずに脱税したとして、東京都内の会社とその代表が東京国税局から刑事告発されました。

 「アンサンブル・セシリア」と川岸美奈子代表取締役(57)は、去年までの3年間に約1億3000万円の所得を申告せず、法人税約3000万円を脱税した疑いがもたれています。関係者によりますと、川岸代表は主に徳島県が設立したオーケストラに対し、コンサートごとに数人から数十人の演奏者を手配していましたが、受け取った手数料を全く申告していなかったということです。徳島県によりますと、川岸代表は国民文化祭に向けてオーケストラが設立された2011年からの2年間、県の非常勤特別職員としてコンサート事業などに携わっていました。ANNは川岸代表に取材を申し込みましたが、31日までに回答はありませんでした。