ファミマとドンキ、業務提携を検討 店舗を相互利用、商品開発など協業へ
ユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングスは6月13日、業務提携に向けた検討を始めると発表した。店舗の相互利用、商品の共同開発、仕入れの合理化などを行う考え。半年内をめどに提携内容を具体化し、契約締結を目指して協議を進めるという。店舗を実験的に共同運営、相互利用するなど、小売り事業で協業を目指す。商品特性や顧客層が異なる両社のノウハウを共有し、商品開発や仕入れ強化につなげるほか、商品の店舗配送など物流を合理化するという。海外市場でも協業し、「経営資源を融合した新業態を開発する」(両社)としている。
ユニー・ファミリーマートHDは、コンビニエンスストア「ファミリーマート」のほか、総合スーパー「アピタ・ピアゴ」を運営。ドンキホーテHDは、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営している。両社は、主力業態が異なることから競合関係が少なく、互いに補完効果が期待できるとして、協業の検討に至ったという。