SGホールディングスが東京証券取引所に上場申請

宅配大手の佐川急便を傘下に抱えるSGホールディングス(HD)が6月14日、東京証券取引所に上場申請したと発表しました。公式ホームページで明らかにしました。

 同社は経営ビジョンの中で「アジアを代表する総合物流企業グループへ」を掲げており、担当者によると、今回の上場の目的は、上場企業として高いレベルのガバナンス体制の構築▽社会的信頼の獲得▽人材確保▽資金調達手法の多様化――などだそうです。

 同社を巡ってはこれまで、上場により調達した資金で企業の合併・買収(M&A)を加速させ、海外の物流網拡大を目指すほか、株式公開によって透明性を高め、企業イメージの改善につなげる狙いがある、などと報じられていました。

 マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストは「上場することで、監査の目や株主の目を通して経営の透明性を高め、説明責任を果たそうとする狙いがあるのでは」と話しています。