東芝、エネファーム撤退=来月末で販売終了

東芝は14日、家庭用燃料電池(エネファーム)の製造、販売を7月末で終了すると発表した。累計販売台数は約8万台。保守・サービスは事業撤退後も継続する。

 原発事業の巨額損失で経営が悪化する中、事業の選択と集中を加速させる。東芝は2009年度にエネファームの販売を開始。15年度の売上高は約150億円で、損益は赤字だった。

 エネファームは都市ガスなどを利用し、発電や給湯を行う。国内ではパナソニックなども機器を製造している。