座間9人遺体、“偽名”で自宅に誘い込む手口か

神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件で新たな疑いです。逮捕された男は、偽名を使って自殺願望のある女性に接触していた疑いがあることがわかりました。

 「年齢と名前、全部うそだった。最初25歳と言っていて」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 死体遺棄の疑いで逮捕された白石隆浩容疑者(27)は、自宅アパートで男女9人を殺害したと供述しています。これまでの捜査で白石容疑者は、SNSで自殺願望のある女性に狙いを定め、自宅に誘い込み殺害していたとみられています。

 JNNは、今年9月初めから逮捕直前の時期まで白石容疑者とSNSや電話を通じて、やりとりを続けていた女性から話を聞くことができました。当初、自殺願望のあったこの女性に対して白石容疑者は、恋愛感情を利用するような形で接近してきたといいます。

 「彼がずっと好きだよって言っていました」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 その後、自らの写真を送ってきた白石容疑者。このほかにも、殺害に使ったものでしょうか、こんなものまで・・・・

Q.送られてきてびっくりしたのは?
 「写真で縄の写真とか、びっくりしました」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 白石容疑者は、偽名を使って女性に近付いた疑いももたれています。

 「最初は『りょう』って名前でした。そのあとに本名を教えてと言ったら『山本だよ』って言っていました」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)
Q.逮捕されて名前を知った?
 「はい」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 さらに白石容疑者は、人を殺したこともあると告白していたと言います。

 「睡眠薬を飲んでもらって、眠ったあとに縄で首を絞めると言っていましたね」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)
Q.会っていたら今頃、犠牲者かもしれない?
 「本当にこわいですね」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)
白石隆浩 座間9遺体 殺人事件