ネットいじめ 英国やカナダでも深刻
英国中部レスターシャー州のハンナ・スミスさん(14)が今月初め、インターネットの交流サイト(SNS)でのいじめを苦に自殺した。このサイトに広告を出すのを中止する企業が出たほか、英国のキャメロン首相がこのサイトを利用しないよう呼びかけた。同様のいじめが原因で少女(17)が自殺したカナダ東部ノバスコシア州では今月、ネット上のいじめを告訴できる法律を施行するなど、波紋が広がっている。スミスさんがいじめに遭ったのは、ラトビアを拠点とするSNS「Ask・fm」で、匿名で利用者同士が交流できる。スミスさんの家族などによると、スミスさんは数カ月にわたり、自分の体重と叔父の死に関して繰り返し攻撃を受け、「漂白剤を飲め」と自殺を迫るような書き込みもあったという。
スミスさんの父、デビッドさんは、地元メディアに対し、こうした書き込みを許したサイト管理者に責任があるとして「管理者を殺人罪で起訴すべきだ」と述べた。キャメロン首相は英BBC放送で、「彼ら(サイト管理者)の行為についてメスを入れなければならない」と述べた。さらに、何らかの対応が必要との考えを示したうえ、サイトを利用しないよう呼びかけた。
同じSNSを巡ってはスミスさん以外にもこれまでに、少なくとも10代の英国人とアイルランド人の計3人が書き込みを苦に自殺したとみられている。英国児童虐待防止協会(NSPCC)によると、昨年1年間にSNS上で、いじめを受けた子供は5人に1人になるという。
一方、カナダのノバスコシア州ではラテイア・パーソンズさんが今年4月、ネット上でのいじめを苦に自殺した。パーソンズさんは15歳だった2011年11月、少年4人に性的暴行を受け、その際の写真がソーシャルメディア上などに出回った。級友にバカにされたり、嫌がらせを受けたりしていたという。
同州で今月7日に導入された法により、ネットいじめの被害者は、加害者(未成年の場合は親)を告訴することができるだけでなく、いじめを規制する「保護命令」適用の申請ができる。パーソンズさんの父のグレン・カニングさんは、ネットいじめについて「銃を持って歩き回っている子供のようなもの」とその危険性を表現し、対策の必要性を強調した。
また、パーソンズさんの自殺を巡っては今月8日、18歳の少年2人が児童ポルノ画像流布の疑いで逮捕された。
広島県呉市の山中で専修学校2年の女子生徒(16)(広島市安佐北区)の遺体が見つかった事件で、県警は3日、死体遺棄容疑で逮捕した無職少女(16)(同市東区)ら16〜17歳の6人と、無職瀬戸大平(たいへい)容疑者(21)(鳥取県湯梨浜町)の計7人を強盗殺人、監禁などの容疑で再逮捕した。
山口県周南市金峰(みたけ)の民家4軒から男女計5人の遺体が見つかった連続殺人・放火事件で、被害者1人に対する殺人容疑などで逮捕された同じ集落の無職保見光成(ほみこうせい)容疑者(63)が「木の棒で殴って殺した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。「棒は捨てた」とも話しており、県警は周辺の山林で捜す。





