イオン 和牛繁殖事業に参入

大手スーパー「イオン」が、国内和牛の繁殖事業に参入することがわかった。

関係者によると、イオンは、子会社のダイエーを通じて、国内の子牛の生産農家の経営を継承する形で、繁殖から肥育までを一貫して手がけて、出荷していくという。

大手小売りが国産牛の繁殖を手がけるのは初めてで、2020年までに年500頭の飼育を目指している。

国内の繁殖農家の減少を受け、子牛の価格が値上がりするなどの影響が出ているが、自社で子牛を繁殖させることで、コストを3割ほど削減し、ほかのブランド牛と比べ、比較的安く販売できる可能性があるという。