木嶋被告の死刑確定=訂正申し立て棄却―最高裁

首都圏で2009年に起きた男性3人連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋(現姓・土井)佳苗被告(42)の死刑判決が9日付で確定した。

 最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)が、上告審判決に対する被告側の訂正申し立てを棄却する決定をした。

 確定判決によると、木嶋被告は09年、東京都と千葉、埼玉両県で、婚活サイトで知り合った寺田隆夫さん=当時(53)=、安藤建三さん=同(80)=、大出嘉之さん=同(41)=に睡眠薬を飲ませるなどし、練炭を燃やして一酸化炭素中毒で殺害した。