川崎アパート3人殺害事件 津田寿美年

平成21年5月30日午前6時30分過ぎ、神奈川県川崎市内のアパートで、一階に住む無職津田寿美年(当時57歳)が生活音がうるさいと隣室の夫婦(夫71歳、妻68歳)を包丁で刺して殺害した。更に、この騒ぎで駆けつけたアパートの大家で殺された男性の実兄も玄関先で同様に刺して殺害した。犯行後、津田は自室に戻ったところを警察官に現行犯逮捕された。

tsudashikei20150001mig津田は、取調べで、「隣室夫婦がドアの開閉、洗濯、掃除の生活音がうるさくで不眠症になった」と自供した。だが、警察の調べでは、同じアパートの住人からは、そのような証言は得られなかった。

平成23年7月4日、津田は控訴を取り下げて死刑が確定した。

犯行の動機 川崎アパート3人殺害事件 津田寿美年

「入居してから(隣に住む)弟と仲が悪くなり、弟の妻に対しても洗濯機などの生活音が原因で不眠が重なり不満がたまっていた。兄に対しても、弟夫婦の味方をするのを不満に思っていた」

警察の調べによると、他のアパート住民から生活音がうるさいとの証言は得られなかった。つまり、生活音ではなく、不仲が一番の原因だと推測できる。

川崎アパート3人殺害事件 津田寿美年 死刑執行

2015.12.18執行 63歳没
川崎アパート3人殺害事件 事件概要
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